整備管理者ってなに？資格取得に必要な条件と仕事内容を詳しく解説！

運送業には、運行管理者と整備管理者が必ず在籍しています。

私自身、配車係をしていた時は、運行管理者と整備管理者を兼任していました。

整備管理者とは、車両について安全に事故なく故障なく運行させることを目的とした管理者です。

つまり故障または故障するかもしれない車両を点検整備し、運行を中止又は、整備工場に修理依頼するなどを行い、事故や故障を未然に防ぐ役割です。

運行前点検には、運転手と一緒に点検し、点検した内容を必ず残しておく必要があります。

ですから、整備管理者は車両と運転手を守る大切な役割があります。

今回は、”整備管理者ってなに？資格取得に必要な条件と仕事内容を詳しく解説！”と題して、取得条件や主な仕事内容を調べていきたいと思います。

運送業に必ずいる整備管理者とは

一定台数以上の自動車を使用する使用者は、自動車の使用の本拠ごとに、一定の要件を備える者を「整備管理者」として選任して、必要な権限を付与し、自動車の点検及び整備並びに自動車車庫の管理に関する事項を処理させなければなりません。

整備管理者を取得するには、以下の2つの方法があります。

1. 2年以上の実務経験を積み整備管理者選任前研修を修了する

この方法では、整備管理を行おうとする自動車と同種の自動車の「点検・整備」または「整備管理」の実務経験を、2年以上有することが条件です。

整備管理者選任前研修は、各運輸支局が開催している研修です。研修時間は2時間程度で、特に試験などはありません。

2. 1～3級の自動車整備士の資格を取得する

この方法では、1級・2級・3級自動車整備士資格のうちいずれかを取得していることが条件です。

3級自動車整備士のみを取得している場合は、特定の場合を除いて整備実務経験が1年以上必要です。

整備士資格があれば、整備管理者選任前研修の修了は必要ありません。

【整備管理者選任の届出】

整備管理者として選任されるためには、運輸支局に選任届を提出する必要があります。選任届には、以下の書類を添付します。

整備管理者として選任されると、事業用自動車の点検・整備や車庫の管理等の業務を行うことになります。

整備管理者の主な仕事内容は、以下のとおりです。

日常点検は、運行前に運転者自らが行う点検です。整備管理者は、この日常点検の実施方法を定め、運転者に指導・監督します。

日常点検の結果に基づき、整備管理者は運行の可否を決定します。運行に支障のある不具合が見つかった場合は、運行を禁止し、必要な整備を実施します。

定期点検は、一定の期間ごとに行う点検です。整備管理者は、定期点検の実施計画を策定し、実施します。定期点検の結果は、点検整備記録簿等に記録します。

日常点検・定期点検のほか、整備管理者は随時必要な点検を実施します。例えば、車両の使用状況や天候等に応じて、点検の頻度や内容を調整します。

整備管理者は、点検整備記録簿等の記録簿を管理します。点検整備記録簿等は、事業用自動車の安全運行に必要な記録であり、整備管理者はこれらの記録が適切に保管されていることを確認します。

整備管理者は、車庫の管理も行います。車庫の清掃や整理整頓を行い、車両の安全な保管を図ります。

整備管理者は、事業用自動車の安全運行を担う重要な役割を担っています。

整備管理者の適切な業務遂行により、事業用自動車の事故防止や安全運行の確保が図られます。

いかがでしたか？

整備管理者は、事業用自動車の安全運行を担う重要な役割を担う職業です。

整備管理者になるためには、専門的な知識と技術を身につけるとともに、事業用自動車の安全運行に対する責任感と使命感を持ち、適切に業務を遂行することが求められます。

トラックに興味があり且つ、管理者への道を挑戦したい方は、整備管理者になる事をお勧めします。

先ずは、整備管理者研修をうけて勉強してみて下さい。必ず役に立ちます。

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